サン・シーロ競馬場はミラノ近郊にある競馬場です。
ミラノ大賞などのレースが行われます。


★★行き方★★

サン・シーロ競馬場は名前の通り、サッカーで有名なサンシーロスタジアムのすぐ横にあります(インテルとACミランの2つのミラノのサッカーチームのホームグラウンド)。行き方は2通りあると思います。
ひとつは路面電車24番のAxum行きに乗って終点で下車、終点はサンシーロスタジアムのすぐ脇ですので、スタジアムの裏が競馬場です。これが近くてお勧めです。
もうひとつは地下鉄1番(赤)のMolino Dolino行きに乗って(地下鉄1番は途中で枝分かれしているので注意)Lottoで下車。進行方向左斜め前の壁が、競馬場の4コーナーあたりです。細長い競馬場なので歩くとちょっと時間がかかりますがこちらからも行けます。


サンシーロスタジアムのすぐ横にはTorottoと書いてある競馬場があります。これはトロット(繋駕速歩競走)の競馬場だと思われます。

縮尺が少々おかしな地図です。地下鉄Lotto駅よりも路面電車のAxum駅の方がかなり競馬場に近いです。Axum駅から行かれることをおすすめします。

地下鉄・バス・路面電車の切符



★★賭け方★★

イタリア語のプログラムの裏に書いてある「賭け方」の説明を訳しました。
(翻訳の仕事をしている、私のいとこの「Asako」さんに翻訳してもらいました。ありがとうございました。)

Vincente(ヴィンチェンテ):単勝
Piazzato(ピアッツァート):複勝 4から7頭で走る場合2着以内、8頭以上の場合は3着までが当たり。
Accoppiata(アコピアータ):連勝 6頭以上走る場合、順番はこだわらない。

Scommessa Trio(スコンメッサ トリオ):決められたレースの上位3着までを当てるもの。1口の掛け金は1,000リラで、受付最低額は2,000リラ。

Scommessa Tris(スコンメッサ トリス):コルサ(レース)トリスとして指定されたレースで上位3頭を当てる。このコルサトリスはトロットやガロッポ(ギャロップ)のような違う種類の競馬でもかけられます。

Scommessa Quarte(スコンメッサ クアルテ):決められたレースの上位4頭の順番を当てるもの。1口の掛け金は1,000リラで、受付最低額は2,000リラ。

上記が賭け方の説明です。
その他書かれている説明は下記のとおりです。

賭けをする人:いつでも賭けることが出来て、次のレースはもちろん、その後のレースにもかけられます。またすべての馬券購入窓口では「ジョーコ キューソ(gioco chiuso・締め切り)」のサインが出るまで投票を受け付けています。

換金の仕方:着番が確定し、配当が発表されればすぐに、馬券は窓口で換金できます。その日のうちに換金できない場合は、馬券は8日以内であれば会計(?)で換金できる。(会計の意味が具体的によくわかりませんが・・・)

以上がプログラムにある説明の翻訳です。(イタリアの競馬場で自由自在にかけられたらなんかいい感じですね(笑)。)

競馬場のいわゆる普通の窓口と、ブックメーカーのような手書きの券を売っているところの2通りがあります。
私は言葉がわからないのでもっぱら競馬場窓口のほうで買ってましたが、試しに手書きのチケットを買ってみるのも面白いかもしれませんね。

競馬場のほうの売り場では、普通の窓口と自動販売機があります。自動販売機はアメリカの競馬場にあるようなものと同じなのですが、言葉がイタリア語なのでよくわからず、近くのおじさんに身振りで聞きながら何とか買えました。
ちなみにわかった単語は「ANNULLA=キャンセル」「ROSTO=終了」です。

他にも「ローマ」「フィレンツェ」「ニューマーケット」などがテレビ中継されてて、開催している日にはそちらの馬券も買えるようになっているようです。



★★観戦記(店長の情報)★★
1999年10月30日・31日の観戦記

私、店長が行ったのは、1999年10月30日・31日のの2日間(連闘)でした。
駅などに売っているピンク色のスポーツ紙を見ると、1レースが午後2時からのようで、その時間に合わせていってみました。また、30日は日本からインターネットで取ったインテルVSラッツイオの試合があるのでサッカーの前にちょっと競馬というご満悦な1日にする予定でした。

サッカーのチケット
入場券 入場券(1万リラ)を買って入ってみると、入り口の目の前に出馬表(というかレーシングプログラム)が置いてあります(無料)。
30日は土曜日でお客さんはちょっと少ない感じでした。31日は日曜日でお客さんも多く結構活気がある感じでした。
コースはかなり横長の感じで4コーナーから直線に入ったあたりではどういう状況になっているのかまったくわからないようになっています(もちろん海外競馬場の常で「ターフビジョン」などありません)。
馬場の外側に細い通路のようなコースがあり、返し馬の際各馬はそこをとおっていきます(写真右)。
芝コースの内側には障害コースがあります。

パドック
1日目、まずは少額を第1レースにと思い、軽く買って見ていました。
ところがスタートしてから気づいてしまいましたが、なんと1レースから障害レースでした。馬場の内側のコースで走っていましたが、結果はレーシングプログラムの推奨3頭がそのまま1・2・3着で、お客さんも「何だよ固いじゃねーか!」というリアクションでした(多分イタリア語でそう言ってました)。
その後、2レース以降は通常の芝のレースでしたが、結果の固いレースが続き、6レースくらいまで進みました。日本と比べてこの季節はかなり寒く、耐えられなくなって着るものを買うためにここで退散しました。が、初日は6レースでプラス102,000リラ(日本円にすると7,000円位?)でした。
前日に気をよくした2日目、ちょっと早起きをサボって第5レースから参加。5レースは外れ、穴を狙ったのが悪かったようです。6レースはグレード3のレースのようで多少多めに入れてみましたがハズレ。窓口のお姉さんが打ち間違えたのが当たってたんですが「違ーう!」とか言って変えてもらってしまってました。(まあ気が付けば変えてもらうのは普通ですよね)
今日はやな予感・・・と思ってたらあれよあれよと最終レースまで当たりなし。合計で390,000リラ負けてしまいました。
「日本で雪辱だー!」と思いながら帰路につきましたが、今現在まだ雪辱出来てません。

パドック

馬券

ゴール前、手前のおじさんのアクションがイタリアらしい

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